地獄を語る

いまここが最大最悪の地獄であると認識する。これは、二つの点で、とても大切なことです。

一つは、最高のモチベーションを形成できること。

いまここが何も問題ないのなら、何もしなくていいですよね?

でも、それは本当でしょうか?なぜ、問題がないと言えるのか、あるならばそれは何なのか。議論するためにはまず、明確に、いまここを語れる必要があります。

僕たち人間は、ある日ぽんと生まれてくるわけではなく、様々な歴史の流れが行き着く先の、例えば時代や国のような、環境の海に生きる魚です。魚の健康不健康は、海の状態が大きく影響しますから、魚を知ることは海を知ることです。

語れますか?今の時代と、この国のことを。

二つ目の大事なポイントは、地獄を終わらせ得るための論理的な解決策を共有できることです。

いまここの地獄を終わらせ得る術は、実は今までありませんでした。全くなかったわけではないのですが、ある理由で言語化が不可能だったため、共有が困難だったのです。しかし今は、歴史上の覚者達の挑戦を超えた、その究極の答えがもう、あるのです。初めて聞いた人によっては、突拍子もなく怪しいような印象を受けたりもしますが、全く問題ありません。なぜなら、その答えとペアになる問い「何が本当の問題なのか」から出発すれば、それ必然的に導かれる論理的な答えであり、既存の科学哲学宗教を内包した、とてもシンプルな答えであり、誰でも使える最強の道具だからです。

なぜ戦争は終わらないのか、なぜ人は分かり合えないのか、なぜ人は生まれてきたのか、なぜ神をめぐる意見は対立するのか、などなど、問題も、問題が終わらない理由も、いくらでもあげることができますが、まずはシンプルに、「何が本当の問題なのか」を考えてみましょう。

問題を終わらせる答えとの出会いは、この問いから始まるのです。